Googleスプレッドシートの埋込み
WordPressに Google スプレッドシートを埋め込んで見ました。
元のスプレッドシートを変更した時に WordPress側の表示が連動して変わらなくても良いのであれば、セル部分をコピペして WordPressの表にした方が見易いと思います。但し、Wordpress本来の表は表示機能が乏しいので、表のプラグイン(Flexible Table Block)の利用をお勧めします。
埋込み手順
埋込み手順は以下の通り
- WordPressに埋め込みたい Google スプレッドシート(以下、SS) を開き、ファイル-共有-ウェブに公開 を選択します。
- 埋め込む を選択。公開対象を、下の ドキュメント 全体 か 特定のシート かを選択します。
- 下に表示されているコードをコピーします。
- 埋込みをしたい WordPressを開きます。ブロックエディターの場合は「カスタムhtml」を選択します。
- 枠内に、先程コピーしたコードをペーストします。
これでSSの埋込みはできましたが、表示エリアが小さいと思います。 - 表示エリアを大きくするためには ファイル名の後ろに 例えば「width=70% height=”400″」を追記してください。上記の70% や 400(px) は適宜変更して表示サイズを調整してください。width=70%の代わりに width=”500″ の様にpxで指定することも可能です。
iframe のパラメータ
iframeの中は、2つのから構成されています。
- src=”https:~/pubhtml? ~” までの SSの要素を指定する部分。上記「埋め込み手順」3.でコピーした内容。
src=”https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vQ2Y3MF_-(途中省略)/pubhtml?gid=1200275672&single=true&widget=true&headers=false” - “></iframe> の最初の ” と > の間。初期値では何も無い部分。
ここに、表示サイズ等を決めるパラメータを記載します。
下表では、iframe 設定時のパラメータを纏めました。
なお、スプレッドシートを SS、スプレッドシート内のシートをシートと表現します。
( )はデフォルト(指定しないと その状態を指定したのと同等)を示します。
また、& は 正式に記載すると & ですが、多くのブラウザでは & を理解してくれる様なのでここでは & と記載しています。
上記1のパラメータ :URLに付与するパラメータ
gid=0 | シートID。gid=シートID の形式で指定します。シートIDは、Googleスプレッドシートをブラウザで開いた際のURLの中に含まれる gid=XXXXXXXXXX の部分の数字です。最初のシートは大抵 gid=0 ですが、複数のシートがある場合は確認が必要です。 |
&range=A1:o24 | 表の表示範囲を指定します。gid パラメータと併用することで、特定のシートの特定の範囲を表示できます (.../pubhtml?gid=1234567890&range=A1:D10 )。 |
&chrome=false | SSの名称の表示 (する:true)、しない:false |
&widget=true | シートの下部に表示されるシートセレクター(タブ)を表示するかどうかを制御します。(する:true)、しない:false |
&headers=false | 行番号(左側の数字)と列ヘッダー(上部のアルファベット)を表示するかどうかを制御します。(する:true)、しない:false |
&gridlines=false | SSの罫線表示を する:true、しない:false |
上記2のパラメータ: iframeタグの標準属性
width=100% | 幅を指定:100% 、800px等 |
height=”600″ | 高さを指定:600px |
frameborder | frameborder="0" または frameborder="no" で境界線が非表示になります。frameborder="1" または指定しない場合は表示されます。多くの埋め込みコードでは 0 が指定されています。 |
allowfullscreen | 全画面表示を許可するかどうかを指定します。allowfullscreen と記述します。値は不要または "true" |
loading | ブラウザがiframeをいつ読み込むかを制御します。ページのパフォーマンス改善に役立ちます。loading="lazy" (遅延読み込み – 要素がビューポートに近づいたら読み込む)または loading="eager" (即時読み込み – ページが読み込まれるとすぐに読み込む)を指定します。 |
title | iframeの内容を説明するタイトルを指定します。アクセシビリティのために重要です。title="一都六県のデータ" のように、具体的な説明を記述します。 |
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